nihonni-zetubou’s diary

集団ストーカーに足を引っ張られながら生きています。被害の記録と趣味、食べること。ほしいのは金。

何か愛らしい、セミという生物

ただでさえクソ暑い夏に、更に暑さのエッセンスを加える、セミの鳴き声。

そもそも割とサイズが大きいし、通ってるといきなりジジッ!!と鳴いて驚かされるしで

あんまり好意を持っていなかった。

 

うちの現場はたくさんあるが、そこの方々はみんな結構、昆虫類に優しい。

昆虫が危ない場所に居たら安全な場所に移したりする、

わざわざ率先して殺したりしない。

ゴキ?残念ながら彼らは人類に恐れられている。

 

真夏。現場には緑が多い。当然、虫も多い。夏なのでメインはセミだ。

現場でバラバラ(羽と、僅かな手足だけ)になったセミの死骸をよく見たので

現場の人に聞いてみたら「鳥に食われたあと」という返答が帰ってきた。

 

セミは胴体が大きいので、鳥が、中身をキレイに食べるらしい。(羽は残す)

 

ある日現場の大きい木に、セミが大群でミーンミーンと鳴いていたが

突然、鳴き声が絶叫に変わった。

 

ギャ、ギャ、ギャ、ギ、ギギッ、ギャーギーーー

 

振り返るとその木から、何匹もセミが飛び立っていく。

注視してみると必死で逃げていても胴体が大きいせいか、飛ぶスピードはスローなセミたちが、

絶叫しながらその木から逃げていく。

 

もっとよく見てみると1羽の鳥が木に止まっていた。

とりあえず今の所セミを食べる気はないようで葉っぱをむしっていたが、

眼の前に鳥が止まったセミ

ギャッ!!と鳴いて飛んで逃げた。

 

たまにセミがあんな鳴き声出してるのは今まで聞いたことあるけど命の危険を察知した時の絶叫だったんだな。

 

仕事の帰り道、

 

まだ蛹のカッコのセミが、よっちら、おっちらと、道を歩いていたので珍しくてしばらく眺めてましたが、羽化する場所を探して横断してたんでしょう。一生懸命で、健気で愛らしい生物なんだな〜と思いました。

 

羽化して寿命は一週間。

 

その間に運悪く鳥に食われるのと

人間の子供に捕まって死ぬのと、

一体どちらが残酷だろうな、と思いを馳せました。

 

たまにマンションや建物の通路とかに居るセミは、ここは休める、と思って

休んでんでしょうね。そっとしておきましょう。