過酷な環境で老後を過ごす羽目になり、結果的に殺された
私の相棒だった小動物。
彼は美味しいパンが好きだった。無添加のフランスパンやライ麦パンだ。
皮ではなく、中身の白いふわふわな部分を好んだ。
人間は硬い皮のほうが好きなのでそっちを食べた。
美味しそうなパンを見ると「喜びそうだから」と買って帰ったものだ。
でももう買う必要も無くなった。しばらくパンは食べていない。
夏で、暑くて体力消耗も激しいこともあるが、凝った飯とか作る気なくなった。
食えたらそれで良いと言うか。
彼が死んだ翌日に、届いた好物だったフードは彼のお墓のそばに置いてある。
コンビニのネットプリントで彼の写真をコピーし、ダイソーの額に入れて眼の前に置いてある。
お前の友達は、みっともない姿見せたりしないからな。
と、裁判へのモチベとして掲げてある。