昔、映画を見たんですが、筋も良く覚えて無くビルマーレイが出てたことくらいしか
覚えてないんですが、過去と未来を行ったり来たり、みたいな話だったと思います。
そこで印象的なシーンがありました。
少年が入れられている小さな空間です。
自殺防止で、自分を傷つけられないように、周りの壁、天井、床は全て柔らかい布製か何かのようなもので、少年は四肢を拘束されていました。
画像検索してみたけど出てきませんでした。
映画のタイトルも覚えていません。
でもそのシーンは印象的で今でも記憶に残っています。
こんな人権無視の、醜悪で最悪な空間は無いと今でも思っています。
冷たく聞こえるかもしれませんが私は「死にたい人は死んでも良い」と思っています。
自殺しようとしてる人を止めたところで何の解決にもなりません。
自殺しようとするほど大変な状況を抱えた人を止めて、「生きてれば良いこともある」なんて
陳腐な事を言う人は殴られても仕方ないと思いますよ。
現実はドラマや映画とは違います。とことん容赦ないものです。
こういう世界を作ったのは人間です。
そこから逃げる人は好きにさせてやれよ。と思います。
生きる気と死ぬ気は全く別物です。死ぬ気で生きろなんて誰が言ったんでしょう。
全く意味不明な表現です。
自ら死ぬ時は、それなりに覚悟が要るもんです。
そこを邪魔してどないすん。と思いますけどね。
死ぬことでしか逃げられない、そんな状況もあるんです。
人に生きる権利が建前だけでもあるのなら、死ぬ権利もあるでしょう。
そういう世の中で死のうとしても死ねない、そんな空間に同じ人間を置く人間。
こんな最悪な事ないわ。
と今でも記憶に残っているんです。
どういう検索ワードで出てくっかな、と自殺防止空間でダックったら
面白い絵が出てきました。
Tetsuya Ishidaという日本人画家が描いた普通の日本人の生活風景です。
まさにこんな感じだよ。
英語の解説にこの画家が、電車に追突して死んだ、「多分自殺」と書かれています。
戦中体験者や団塊の世代が良く言う、「日本は平和で暮らしやすい国」という言葉を聞くたびに、「どこに目がついてるんだろう」と毎回思う私はこの画家の絵がリアルジャパンだと思いますが。
司法も機能せず、警察や検察はあのザマ、政治は無茶苦茶、労働環境ブラックな
島国で死のうとしてる人が居たら私は止めません。