以前、仕事帰りに出店で
アップルパイを買ったんです。
日本のアップルパイとは別物で、
あんまり甘くなく素材の味を大事にした、
柔らかすぎんじゃね?てくらいのアップルパイというより
アップルタルト、みたいなやつでした。
ちなみに日本の安いアップルパイは、
パイ生地が硬すぎて、リンゴが少なく、
食ってると喉が渇く。パイのスペースが多すぎ。パッサパサやし。
ケーキ屋のお高めのアップルパイもそんな感じの、
あれは、アメリカのアップルパイらしいんですが。(アメリカで食ったこともないし行く気も無いけど)
なので、昔からあんまり好きじゃなかった。
何故その時アップルパイを買ったかというと、
税込み300円という価格と、給料日前でケバブを買うにはちょっと苦しかったから。w
しかしそのアップルパイが美味かった。
どこの店のやつなんだろうと、思っていたんだ。
そして、仕事帰り、
ふと横を見ると、ケバブの文字が書かれた垂れ幕が目に入った。
仕事終わりで私はお腹がすいていた。
帰宅時間はおおよそ弐時間かかる。
外食は月1回と決めているものの、
値段もリーズナブルなので入ってみた。
アジアンレストランにしても中国人がやる本場中国料理店でも
営業時間は共通して夕方五時からとなってる事が多い。
(昼も勿論やってるが)
なのでまず営業時間を聞いてみた。でも日本語は通じない様。
また下手くそな英語で会話を試みる。
Can i eat here?
言いたいことは一応通じたようでゆっくり
イエースという返答が帰ってきた。
出店を出してた兄ちゃんだった。
その奥で、オッチャンのほうはお祈りをしていた。
おそらくイスラム教徒のあれだ。
親子でやっていて、息子さんなのだそうだ。英語が少し話せるらしいが
日本語は分からないらしい。
私も英語はthis is the penの世代、Linux関連で英語サイトにはよく
行く(行かざるを得ない)とはいえ普通に話せない。
ほんま英語って見てると目が痛くなってくる。
途中からスマホで翻訳サイトを出したのは正解だった。
お祈りが終わったオジちゃんがサービスにコーヒーを出してくれた。
豆から出したコーヒーで美味しかった。
最近、
物価高騰でずっとインスタントコーヒーなので尚更だ。
日本の町中によくある、おそらく利益追求を第一にしてなさそうな、
近所の常連客を主客としてるような喫茶店でよくある、
「いかにも業務スーパーで買ってきたボトル入りのコーヒーをそのまんまコップに注いだ」としか思えないコーヒーを400円も、又はそれ以上の値段で出すような
サテンに慣れてる私は豆から出したコーヒーがサービスで
出てくることにちょっと感動した。
別に外国人がやる料理店でもそういうコーヒーは出たりするが、
豆から出した(しつこいけどw)コーヒーがサービスで出るとは。
すげーなトルコ。
以前から気になっていたケバブを食べた。
炭水化物+炭水化物の国(府)の生まれなので
ご飯はもうちょい欲しかった気もするけど、
たっぷりのケバブ、後から鶏肉だと聞いたけど、
バンバンジーにちょっと焼いた感じを付けた、そんな感じの
美味しい料理だった。
真に美味しいものを食べると、
人は力が湧くものだ。(とかどっかの偉人とかが言ってない?)
そしてアップルパイ。
ヨーロピアンアップルパイだと聞いたそれ、
まさに至福の味。チョー柔けえーーーチョーうめーーーー
と終始笑顔で食ってましたw
これで税込み300円かよ!ケーキ屋のだってもうちょいするよ。
グーグルマップを開いて、トルコアイスも美味いとあったので
聞いてみたら売り切れだった。。。。
あんまり美味しかったので誰が作ったのか聞いたアップルパイ。
息子さんのほうが作ったらしい。
日本語は使えないので下手くそな英語で美味かった!を伝えたが
多分伝わってなさそうだったw
作りかけのアップルパイの材料がカウンターに並んでいた。
素朴なアップルパイはヨーロッパ(トルコって微妙な位置にあります。世界地図)の
家庭料理なんだろうなと思った。
切り分けられるのが不思議なほどの柔らかいアップルパイ(というかタルト)
食うことくらいしか楽しみがない国に住んでる日本人のわたしは、
それでしばらく幸せだった。